・工事概要
・現場:東京都 台東区
・工事内容:バルコニー防水改修工事
・工期:3日
・着工前の様子
・今回ご依頼いただいたお建物は、パナソニックホームズのバルコニーの防水改修工事です。
今回の現場では、バルコニーに敷かれていた敷材の劣化が進んでおり、既存防水にも経年による劣化が見られる状態でした。
現時点では雨漏りなどの大きな不具合は確認されていませんでしたが、防水層は年数の経過とともに劣化が進み、シートに穴や裂けが発生すると、雨漏りするリスクがあります。
今回は、まだ雨漏りが発生していない段階での改修となりました。防水層の劣化がさらに進行してからではなく、既存の防水機能が保たれているうちに改修を行うことで、建物への雨水の侵入を未然に防ぐことができます。
今回のように、「まだ雨漏りしていないけれど、防水層や敷材の劣化が気になる」というタイミングは、バルコニー防水を改修するには適した時期の一つです。



・下地施工
下地施工の最初の工程として、敷材を剥がし撤去します。その後、長年にわたって蓄積してきた土汚れを落とし防水工事の品質を確保するために、水洗いしてしっかりと汚れを落としていきます。
この時に、既存防水層の状態も確認しながら慎重に行っていきます。そうでないと裂けや穴などの損傷がある状態で水洗いを行うと建物内部に水が侵入し、水漏れも原因となる恐れがあるためです。


水洗い後しっかりと拭き上げをし入隅鋼板・立ち上り鋼板を取り付けます。
立ち上がり鋼板の端部は、仕上げとしてコーキング処理を行います。
今回は、コーキングの幅を十分に確保するため、既存のタイルを一部撤去しました。
コーキングの施工幅が十分に取れず、細い状態で施工してしまうと、建物の動きや経年によってコーキングが早期に切れてしまう可能性があります。そうなると、端部から雨水が入り込み、防水性を十分に確保できなくなるおそれがあります。
そのため今回は、コーキングを適切な幅で施工できるよう、あらかじめ既存タイルを撤去。ひと手間加えて施工スペースを確保することで、端部の納まりと防水性を考慮した施工を行いました。



鋼板取り付け後は絶縁シートを敷設し、その上からIHディスク盤を設置していきます。


見えなくなる部分ではありますが、防水層を長期間維持するためには非常に重要な工程です。
防水工事は仕上がりだけでなく、見えなくなる下地処理の品質が防水層の寿命を大きく左右します。
・塩ビシート新設施工 仕上げ施工
今回使用した防水シートは、アーキヤマデ製「リベットルーフHP2.0ミリ厚」です。耐久性・防水性能に優れた塩ビシート防水材で、約30年にわたりお建物を雨水から守ります。
シートのシワやたわみは見た目だけではなく、将来的な不具合につながる可能性があるため、初期段階で確実に整えていきます。
・バルコニーの中でも特に重要なのが「側溝部(排水回り)」です。
雨水が集中して流れる部分のため、劣化が進みやすく不具合の起きやすい箇所でもあります。
平場(床面)だけではなく、側溝部の塩ビシートも新設し、防水性能をしっかりと確保していきます。
防水工事は部分補修ではなく、弱点になりやすい箇所まで丁寧に施工することが重要です。
実は、他社さんの改修提案では「側溝部分は複雑な形状だから、塗り物であるウレタン防水でやりましょう」と言われることが少なくありません。しかし、ハウスメーカーの基準では、**「側溝部分に限らず塩ビシート防水への安易なウレタン防水はNG」**とされています。
大手ハウスメーカーさんの防水改修工事でウレタン防水を進める会社はありません。
「難しい側溝部分まで、塩ビシートで一体施工!」
これが、江戸ワークが施工する「漏水ゼロ」へのこだわりであり、他社さんには真似できない施工品質です。



シート敷設後は、下地施工で設置したIHディスク板へ誘導加熱接着を行い、防水層シートをしっかりと固定しました。これにより、シートの浮きやズレを防ぎ、強風時のめくれや経年による剥離リスクを抑えながら、防水層全体の安定を高めています。
その後シート端末部にはFLシールを施工して仕上げることで、防水性能をさらに高めています。


立ち上がり部分に施工した塩ビシートの端末は、コーキング材を使用してしっかりと処理しました。
今回の施工では、コーキングの施工幅を十分に確保するため、事前に既存タイルを一部撤去しています。
コーキング幅が細くなると、経年による伸縮や建物の動きによって早期に切れてしまう可能性があります。そのため、あらかじめタイルを撤去して施工スペースを確保し、適切な幅でコーキングを施工できるようにしました。
このように、事前に行ったタイル撤去が、端末のコーキングを適切な幅で施工するために活きています。
見えにくい部分ではありますが、こうした細かな下地処理や納まりへの配慮が、長期的な防水性能を維持するうえで重要になります。
防水工事が完了した後、最後の仕上げとして新しい敷材を設置しました。
既存の敷材は経年劣化が見られたため、今回の改修に合わせて新設しています。
防水層を新しくするだけでなく、敷材まで新しくすることで、バルコニー全体をきれいにリニューアルしました。
防水性能を確保したうえで、日常的に使用するバルコニーとしても気持ちよく使っていただける仕上がりとなりました。



・完了写真






・まとめ
今回は、台東区のパナソニックホームズにて、バルコニーの防水改修工事を行いました。
敷材や既存防水層には経年劣化が見られましたが、雨漏りが発生する前のタイミングで改修することができました。
リベットルーフHPを使用し、側溝部まで塩ビシートで一体化。立ち上がり端末も、事前にタイルを撤去してシール幅をしっかり確保するなど、細かな部分まで納まりを考えて施工しています。最後に新しい敷材を設置して工事完了です。
**「まだ雨漏りはしていないけど、防水の劣化が気になる」**という方は、早めの点検・改修がおすすめです。
台東区をはじめ、東京都内・関東エリアでのバルコニーや屋上の防水改修工事も承っております。防水の状態が気になる方は、お気軽に江戸ワークまでご相談ください。
株式会社江戸ワークでは、の屋上防水・バルコニー防水の施工事例を多数掲載しています。防水工事をご検討中の方は、ぜひ他の施工事例も参考にしてみてください。
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