1.工事概要
• 現場:茨城県 つくば市
• 工事内容:屋上防水工事
• 工期:5日
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2.着工前の様子
今回のお建物は既存が‘‘ゴムシート防水‘‘でしたが、劣化が進んでおり、長期的な防水性能を確保するために、塩ビシート防水へ改修することになりました。
■ ゴムシート防水の主な弱点
①ゴムシートは軽くて柔らかい反面、実際の現場では次のようなトラブルが多く発生します。
②紫外線で硬化・ひび割れ
③端部が浮きやすい
④太陽光架台や支持台で破れやすい
⑤接着剤から先に劣化して雨漏りへ
⑥補修しても密着が弱く長持ちしない
つまり、部分補修が効きにくく、トラブルが繰り返されやすい工法です。
■ 塩ビシート防水をおすすめする理由
① 熱融着で補修が確実
ゴムと違い、塩ビは熱で溶かして一体化できるので、部分補修でも強度が落ちません。
② 機械的固定で下地の影響を受けない
IHディスクで固定するため、建物の動き・下地の状態に左右されにくく長寿命。
③ 紫外線・熱に強く耐久性が高い
アーキヤマデ製なら 20~30年級の長寿命。
④ 太陽光パネルや配管の多い屋上に強い
点圧に強く、架台で破れにくい。
“ゴムシートの弱点”を完全に克服できます。
⑤ 仕上がりが美しい
ハリのあるシートで仕上がりがきれい。
マンションや商業ビルでも好評です。
■ ゴムシート → 塩ビシートの改修はコスパが高い
耐久性UP
補修性UP
雨漏りリスク大幅軽減
長期的にメンテナンス費が減る
総合的に見て、最も費用対効果が高い改修工法です。



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3.下地処理
・先端鋼板を取り付けるため、既存の先端金物を撤去します。

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4.下地施工
・立ち上がりに絶縁シートと鋼板を設置。


・IHディスクをメーカー仕様ピッチで設置。
・平場にも絶縁シートと入隅鋼板設置を設置していきます。
ハウスメーカー(ヘーベルハウスなど)の屋上施工経験が豊富な当社では、建物の構造特性を理解した上で使用する鋼板を選定いたします。



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5.塩ビシート新設施工 仕上げ施工
・水下から丁寧に塩ビシートを張り込み、シワやたわみがないように施工。



・IHディスクを加熱し確実に塩ビシートを固定。
・脱気筒も新設します。
これは下地と塩ビシートの間に湿気がこもらないように、湿気を逃がす役目があります。


・ハッチ周りも塩ビシートのを巻き込み、端末もコーキングで丁寧に処理し水の侵入を一切許しません。



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6.完成
ゴムシート防水の弱点がすべて解消され、長期的に安心できる屋上に仕上がりました。



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7.まとめ
弊社では、機能性・美観・耐久性・コストパフォーマンスを実現した防水工事を行っております。
さらに弊社は
【大規模修繕工事にも強い会社です】
屋上防水の改修からベランダ防水改修、大規模修繕のご相談まで、現地調査・お見積りは無料で承っております。
東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木まで幅広く対応いたします!
ぜひ江戸ワークへお任せください!
